配偶者ビザの更新|必要書類と手数料(2026年10月から最大7.5万円)

配偶者ビザの更新 配偶者ビザの基礎知識

配偶者ビザには在留期間があり、日本で暮らし続けるには、期限が来る前に更新の手続きが必要です。

更新は新規の申請より簡単に思われがちですが、結婚生活の実態や生活基盤は改めて審査されます。

本記事では、配偶者ビザの更新手続きの流れと、必要書類・注意点を解説します。

更新のタイミングや、何を準備すればいいのか、気になりますよね。

✅ この記事の結論

配偶者ビザの更新は、在留期限の約3か月前から申請でき、期限までに手続きを済ませる必要があります。

更新でも、結婚生活が継続していることや、日本で安定して生活できることが審査されます。

結婚生活の実態や納税状況が良好だと、次回の在留期間が1年から3年・5年へと延びていきます。

配偶者ビザの更新とは

配偶者ビザ(日本人の配偶者等)には、1年・3年・5年などの在留期間が定められています。

この期間が切れる前に、引き続き日本で暮らすために行うのが、在留期間更新許可申請です。

更新では、結婚生活が続いていることや、生活基盤が安定していることが確認されます。

形式的な手続きではなく、改めて審査が行われる点に注意が必要です。

💡 ポイント
「更新だから簡単」と油断せず、結婚生活の実態を示す準備をしておきましょう。

更新の手数料は2026年10月1日から変わりました

これまで更新の手数料は、一律6,000円(オンライン5,500円)でした。

2026年10月1日からは、許可される在留期間に応じた額に変わりました。

配偶者ビザで出ることがある3年なら64,000円、5年なら75,000円です(窓口申請の場合)。

許可される在留期間 窓口 オンライン
3か月以下 10,000円 10,000円
3か月超6か月以下 18,000円 15,000円
6か月超1年未満 25,000円 21,000円
1年 33,000円 27,000円
1年超3年未満 48,000円 42,000円
3年以上5年未満 64,000円 56,000円
5年以上 75,000円 65,000円
💡 押さえておきたい3点

① 払うのは許可されたときです。額は申請が受け付けられた日で決まります。2026年9月30日までに受け付けられた申請は、改定前の6,000円です。

② オンライン申請では収入印紙が使えません。コンビニ決済か銀行決済になり、別に決済手数料がかかります。

③ 生活に困窮していて、人道上の配慮が必要な場合は、1万円に減額される制度があります。減額は窓口申請のみです。

出典:出入国在留管理庁「令和8年10月1日付け在留許可手数料の額の改定等について」。最新の額は公式ページでご確認ください。上記の資料をもとに当サイトが編集・加工して作成。

更新のタイミング

配偶者ビザの更新は、在留期限の約3か月前から申請できます。

在留カードに記載された在留期限を確認し、早めに準備を始めましょう。

期限ギリギリになると、書類が間に合わず慌てることになりかねません。

余裕をもって、期限の2〜3か月前には準備を進めるのが安心です。

更新に必要な書類

配偶者ビザの更新では、主に次のような書類が必要です。

  • ✓在留期間更新許可申請書
  • ✓証明写真
  • ✓日本人配偶者の戸籍謄本(必要な場合)
  • ✓世帯全員の住民票
  • ✓日本人配偶者の課税・納税証明書
  • ✓パスポート・在留カード
  • ✓スナップ写真など結婚生活がわかる資料(求められる場合)

新規申請に比べると書類は少なめですが、生活状況を示す資料は引き続き重要です。

更新で審査されるポイント

更新の審査では、主に次の点が確認されます。

  • ✓結婚生活が継続し、夫婦としての実態があるか
  • ✓日本で安定して生活できる収入・住居があるか
  • ✓税金や社会保険を適切に納めているか
  • ✓在留中に法律上の問題がなかったか

特に、納税状況は重視されるため、住民税などをきちんと納めておくことが大切です。

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在留期間(1年・3年・5年)の違い

配偶者ビザの在留期間は、1年・3年・5年などがあります。

最初は1年が付与されることが多く、結婚生活の安定や納税状況が認められると、更新のたびに3年・5年と延びていきます。

在留期間が長くなると、更新の手間が減り、住宅ローンなどの面でも有利になることがあります。

長い在留期間を得るには、安定した結婚生活と、きちんとした納税の積み重ねが大切です。

別居している場合の更新

仕事の都合などで、夫婦が一時的に別居しているケースもあります。

別居していること自体が、ただちに不許可になるわけではありません。

ただし、別居の理由と、夫婦の交流が続いていることを説明する必要があります。

連絡の記録や、行き来している状況などを示せるようにしておきましょう。

離婚・死別した場合の注意

配偶者ビザは、日本人配偶者との婚姻関係を前提とした在留資格です。

離婚や死別をした場合、原則として配偶者ビザの更新はできません。

この場合は、定住者など、別の在留資格への変更を検討することになります。

離婚や死別をしたときは、入管への届出が必要になるため、早めに専門家へ相談しましょう。

💡 ポイント
離婚・死別後は、在留資格の見直しが必要です。放置せず、早めに対応することが大切です。

更新が不許可になるケース

更新でも、次のようなケースでは不許可になることがあります。

  • ✓夫婦としての実態が確認できない(同居・交流がない)
  • ✓税金を滞納している
  • ✓在留中に法律上の問題を起こした
  • ✓申請書類に不足や矛盾がある

日頃から結婚生活を大切にし、納税などの義務を果たしておくことが、スムーズな更新につながります。

更新を忘れた・期限が過ぎたら

在留期限までに更新を申請していれば、審査中に期限が来ても、結果が出るまで(最長2か月)は日本に滞在できます。

しかし、在留期限を過ぎてしまうと、原則として日本に滞在し続けることはできません。

うっかり期限を過ぎると、不法滞在となってしまう恐れがあります。

在留カードの期限は必ず確認し、早めに更新の手続きを行いましょう。

配偶者ビザ更新の流れ

配偶者ビザの更新は、次のような流れで進みます。

  • ✓在留カードで在留期限を確認する
  • ✓必要書類を準備する
  • ✓管轄の入管へ更新を申請する
  • ✓審査を経て結果が通知される
  • ✓許可されると新しい在留カードが交付される

申請から結果まで、ある程度の期間がかかるため、早めの手続きが安心です。

更新にかかる期間

配偶者ビザの更新の審査期間は、おおむね2週間〜1か月が目安です。

ただし、入管の混雑状況や、書類の内容によって前後します。

在留期限までに申請していれば、審査中に期限が来ても、結果が出るまで(最長2か月)は滞在できます。

これを特例期間といいますが、期限ギリギリではなく、余裕をもって申請しましょう。

引っ越し・転職をしたときの更新

在留期間中に引っ越しや転職をした場合でも、更新は問題なく行えます。

引っ越しをしたときは、市区町村での住所変更の届出を忘れないようにしましょう。

転職した場合は、新しい勤務先の在職証明書や収入資料を用意します。

住所や勤務先が変わっても、結婚生活が続いていることを示せれば問題ありません。

子どもが生まれた場合

夫婦の間に子どもが生まれた場合、その事実は結婚生活の安定を示す大切な要素になります。

更新の際に、家族構成が変わったことを書類で示します。

生まれた子どもの在留資格についても、別途手続きが必要になる場合があります。

わからない点があれば、早めに専門家へ相談しましょう。

更新を機に永住権を検討する

配偶者ビザで一定期間、日本に在留すると、永住許可を申請できる場合があります。

永住が許可されると、在留期間の更新が不要になり、就労の制限もなくなります。

結婚生活が安定し、納税などの実績が積み重なってきたら、永住権の取得を検討するのも一つの選択です。

更新をスムーズにするコツ

更新をスムーズに進めるためのポイントは、次のとおりです。

  • ✓在留期限を早めに確認し、3か月前から準備する
  • ✓住民税などの税金をきちんと納めておく
  • ✓結婚生活がわかる資料を日頃から残しておく
  • ✓住所や勤務先が変わったら届出を忘れない

日頃の積み重ねが、スムーズな更新と、長い在留期間につながります。

更新で在留期間が短くなることはある?

更新の際、前回より在留期間が短くなることもあります。

たとえば、別居していた、収入が不安定になった、納税に問題があったなどの場合です。

在留期間が短くなっても、結婚生活を続けていれば、次回の更新で再び延びることもあります。

長い在留期間を保つには、安定した結婚生活と納税の継続が大切です。

更新で追加資料を求められたら

更新の審査でも、入管から追加資料を求められることがあります。

これは不許可の予告ではなく、判断のためにもう少し資料が必要だという連絡です。

指定された期限までに、求められた資料を提出しましょう。

対応が遅れると、審査が長引く原因になります。

在留カードの記載事項に変更があったとき

引っ越しや結婚・離婚などで在留カードの記載事項に変更があったときは、所定の届出が必要です。

住所変更は、市区町村の窓口で行います。

氏名や勤務先などの変更は、入管への届出が必要になる場合があります。

更新とは別に、こうした届出も忘れないようにしましょう。

配偶者ビザ更新の費用

配偶者ビザの更新を行政書士に依頼する場合の費用は、新規の申請より安く設定されていることが多いです。

報酬には書類取得の実費が含まれます。

許可のときに払う入管の手数料(在留期間に応じて1万〜7.5万円)は、報酬とは別に必要です。

結婚生活が続く限り更新は定期的に必要なため、長く相談できる事務所を選ぶと安心です。

更新前にやっておくとよいこと

更新をスムーズに進めるために、申請前に次のことを確認しておきましょう。

  • ✓在留期限が迫っていないか
  • ✓住民税などを納めているか
  • ✓住所や勤務先の届出が済んでいるか
  • ✓結婚生活がわかる資料が用意できるか

早めの準備が、安心につながります。

更新と他の在留資格手続きの違い

配偶者ビザの更新は、在留期間を延ばす手続きです。

これに対し、別の在留資格から配偶者ビザに変える手続きは「在留資格変更」、海外から呼び寄せる手続きは「認定証明書交付」です。

また、離婚や死別をした場合は、定住者など別の在留資格への「変更」を検討します。

自分の状況がどの手続きに当たるのかを、正しく把握しておきましょう。

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※本ガイドは情報提供(手引き)です。全国どなたでもご利用いただけます。許可を保証するものではありません。

参考(公式情報):より正確な制度の内容は、出入国在留管理庁「日本人の配偶者等」(公式) もあわせてご確認ください。

まとめ

この記事では、配偶者ビザの更新手続きと、その注意点を解説しました。

更新は在留期限の約3か月前から申請でき、結婚生活の継続と生活基盤が改めて審査されます。

納税などの義務を果たし、結婚生活の実態を示せるようにしておくことが大切です。

よくある質問

Q. 配偶者ビザの更新はいつから申請できますか?
A. 在留期限の約3か月前から申請できます。期限までに手続きを済ませる必要があるため、早めの準備がおすすめです。
Q. 更新に必要な書類は何ですか?
A. 申請書、証明写真、世帯全員の住民票、課税・納税証明書、パスポート、在留カードなどです。生活状況がわかる資料が求められることもあります。
Q. 更新でも審査されますか?
A. はい。結婚生活が継続しているか、生活基盤が安定しているか、納税状況などが改めて審査されます。
Q. 在留期間を3年や5年にするには?
A. 安定した結婚生活と、きちんとした納税の積み重ねが大切です。状況が良好だと、更新のたびに期間が延びていきます。
Q. 別居していても更新できますか?
A. 別居の理由と、夫婦の交流が続いていることを説明できれば、更新できる可能性があります。
Q. 離婚した場合も更新できますか?
A. 原則として更新はできません。定住者など別の在留資格への変更を検討することになります。
Q. 税金を滞納していると更新に影響しますか?
A. 影響します。納税状況は重視されるため、住民税などはきちんと納めておくことが大切です。

配偶者ビザの更新は、結婚生活を続けるうえで欠かせない手続きです。

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